9.回復の過程&反応

 1度の治療ですっかり良くなる人から、時間のかかる人まで、回復の仕方は人それぞれです。
 一般的には、悪い状態で過ごして来た期間が長い人ほど、回復に時間を要する場合が多いようです。また、年令や持って生まれた回復力の違いも影響します。
 本来“からだは治りたがっている”のですが、急激な変化を望まないのもまた、からだが持つ一面です。
悪ければ、それなりに安定した状態を保とうとする性質も持っています。
 治療を受けてからは、良い状態と悪い状態を繰り返して、全体的なバランスを取りながら回復して行きます。

 それまでの悪い状態が長ければ、回復の上昇の仕方も時間が掛かります。

 ある程度まで回復すると、からだのリズムのサイクルの上下に関わりなく、症状としては気にならなくなります。
これも安定する時間には個人差があり、連続した定期的な治療が必要な場合があります。

 治療後の反応として、痛みが増したり、気分が悪くなったりすることがあります。
悪いなりにバランスを取っていたものが、別な状態へ方向転換しようとするため、対応できない部分とのギャップが違和感や不快な症状となって現れるためで、多くの場合は心配ありません。
 少し端的な例えですが、久しぶりの運動での筋肉痛を思い出して頂けるとよいでしょう。神経(特に筋骨格系へ)の促通性が回復した結果、ごく小さな単位の筋肉や筋膜にも同様の作用が起きるからです。
 使われていなかった部分が働き出し、再学習を始めたと考えてください(逆に使われ過ぎて炎症状態にあったところは、収束へ向かいます)

 また、緊張状態にある自律神経系がバランスされた時には、爽快感や、活力が湧いてきた感じからだが軽くなった感覚を覚えます。
人によってはそれまでよりもリラックスする方向への振れが大きいため、一時的に眠気やだるさを感じる時もあります。