10.治療後は

 治療した日はできれば激しい運動やアルコールの摂取は避けて貰い、安静にして頂くのが理想です。
 入浴は普通と同じで結構ですが、ぎっくり腰などの急な痛みの場合は、その方の状態を見てアドバイスをさせて頂きます。
 回復の仕方は人それぞれですので、2回目以降の治療の頻度は患者さんにより異なります。これも回復の様子を見て、患者さん個人個人と相談しながら決めて行きます。
 1回の治療ですっかり良くなってしまえばそれに越したことはないのですが、ある程度からだが安定した健康状態になるまでは少し短い間隔の治療が必要な場合もあります。
 日常で気をつけて頂きたいことは、何事も“過ぎない”ことです。
 例えば、横座りや足を組んで座るという姿勢や、特定の同一方向への動作を繰り返すということは避けてもらいたい要素です。特に長時間同じ姿勢でいるというのはよくありません。
 しかし今度はそれを気にし過ぎると、がんじがらめになって何もできなくなります。ストレスになります。精神的な消耗は中枢系にダイレクトに影響を及ぼしますから、ストレスに変わらない程度の気の使い方でけっこうです。

 適度な運動、適度な休息、そして適切な栄養を“適当に”心がけましょう。必要に応じてまたアドバイスもさせて貰います。
 この治療の最大の狙いは予防医学です。
 日常生活を送る上で、疲労の蓄積や、不測の事態による肉体的・精神的ストレスや疾病は避けることができなくて当然です。
  しかしある程度の健康状態に保ち、病気や故障を引き起こす要因・条件を減らすことができれば、その確率はグッと下がります。また、無理をして痛めたりした場合でも、普段の状況により回復時間もまた短縮できるはずです。
 痛くなくなった、楽になったという後でも定期的な検診・治療はお勧めします。
これは年齢・性別に関わりませんが、自分のからだのクセや弱点を自覚されている方には尚更です。
 理由は自然治癒力の低下を防ぎ、そして向上させるということに尽きます。病気や故障につながる要因を事前に取り除くことができれば、それが最大の予防になります。

 手技療法という立場から、少しでも皆様の健康のお役に立つことができれば幸いです。